サウナは体に良い?

サウナは体に良い?

私はサウナが大好きです。サウナに入ると、体がリラックスするとともに頭がすっきりする感じがします。なによりまた入りたくなります。90度近い部屋でじっと座っていて、汗をいっぱいかいた後、冷水につかる。この荒行のような行為は果たして体に良いのでしょうか?

最近の報告では、「サウナは体に良い」とされる報告が増えてきました。今日ご紹介するのは、アメリカの有名な新聞 TIMEからの記事です。

メイヨークリニックからの報告を記事にしたものですが、フィンランド式サウナ浴に関する既存の研究結果をまとめたものです。フィンランド式サウナの有用性が報告されました(冷却のインターバルあり)。結論として、「快楽、健康増進、リラクゼーションを目的に行われるサウナ浴は、驚くほど多くの健康効果と関連している」としています。以下にその一部をご紹介します。

サウナは血管の健康を改善する可能性がある:研究によると、サウナ浴は血圧の低下作用や高血圧の危険因子の軽減、心疾患、脳卒中、神経機能の低下による死亡リスクの低下に至るまで、さまざまな方法で血管の問題を改善する可能性があります。サウナに入ることが直接的に、血管機能、酸化ストレス、炎症レベルなどに影響を及ぼす可能性があると報告されています。ある研究では、中程度の運動効果に匹敵するともいわれています。

サウナは呼吸機能を改善する:論文によると、サウナ浴は肺活量と肺機能を高めることが示されており、喘息や気管支炎などの呼吸器疾患を持つ人々にとって、呼吸の改善につながる可能性があります。また、サウナを定期的に利用する人は、一般的な風邪やインフルエンザにかかる頻度が少なく、肺炎のリスクも低い傾向があると研究は述べており、サウナ浴が身体の免疫応答を高める可能性も示唆されています。

サウナは痛みを和らげる:研究によると、変形性関節症、関節リウマチ、線維筋痛症などの筋骨格系疾患に苦しむ人々は、サウナに入ることで不快感が軽減されたと報告しています。論文によれば、サウナ浴と冷却期間を交互に行うことで、身体の自然な鎮痛反応が促進される可能性もあるとのことです。また、慢性的な頭痛を抱える人々にも同様の効果が観察されています。

サウナは気分にも良い影響を与える可能性がある:多くの人がストレス軽減を目的にサウナを利用していますが、サウナが精神的健康に与える影響についての研究はまだ少ないのが現状です。それにもかかわらず、このレビューでは、サウナに入ることでエンドルフィンなどの「気分を高めるホルモン」の分泌が促進され、ストレスの軽減や気分の改善につながる可能性があると指摘されています。また、特にフィンランド式サウナに限らず、一般的な温熱療法はうつ病のリスク低下とも関連していることが報告されています。

サウナについて調べていると、これら「サウナの効能」に関する論文はこの20年で増えている感じがします。「サウナが血管機能を改善させる」というのは、とても素敵な効果だと思います。

今日はサウナ効果の一部をご紹介しました。

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